
日本には、本当にいろいろな神様がいらっしゃるのですね。
「髪の祖神」として蝉丸法師を祀る神社に先日行ってきました。
それは、北区・王子神社の境内にありました。「関神社」です。
蝉丸法師を祀るこの関神社。
蝉丸法師は、延喜帝の第4皇子で、琵琶の名手であり、和歌に長けた人物としても
知られています。「これやこの 行くも帰るも別れては 知るも知らぬも逢坂の関」という
有名な歌も残っています。
では、なぜお坊さんの蝉丸法師が「髪の祖神」なのでしょうか?
境内案内板を読むと、蝉丸法師の姉の髪の毛が逆毛で、悩み悲しむ姉のために
初めて「かもじ(かつら)」を考案したのが蝉丸法師なのだそうです。
以来、蝉丸法師は「髪の祖神」と呼ばれ、かつら、床山、美容関係者など
理髪業界から特に信仰を集めていて、最近は、薄毛や頭髪に関する悩みを
抱えた人も祈願に訪れているとのことでした。
また、琵琶の名手であったことから、芸の道にもご利益があるそうです。

髪の尊さへの感謝と供養の想いを込めて建立されたという「毛塚」もありました。
毛塚の由来は、境内案内板によると、
釈尊が多くの弟子を引き連れて、祇園精舎に入られたとき貧女が自らの髪の毛を切り、
油に変えて献じた光が、大突風にも消えることなく煌煌と輝き世に貧女の真心の一灯
として髪の毛の尊さと共に、毛髪最古の歴史なりと永く言い伝えられる由縁である。
案内板がこちらです。

髪への感謝を示すにはぴったりの場所ですね。
京都には「御髪神社」とういう神社があるようなので、こちらもいつか行ってみたいです。
■関神社(せきじんじゃ)■
住所:北区王子本町1-1(王子神社境内)
交通:JR京浜東北線・メトロ南北線・都電荒川線「王子駅」