フケは2種類にわかれます
フケには、乾燥したものと湿気の多いものの2種類に分かれます。
乾性のフケは頭皮の乾燥が原因で、湿性のフケは皮脂の分泌が多すぎてフケの原因となります。悪玉常在菌が増殖し、頭皮のターンオーバーが早くなることによるものです。通常、頭皮には善玉常在菌と悪玉常在菌が存在しています。
フケの多い人は薄毛になるの?
フケは、頭皮の角質がはがれ落ちたもの、つまり皮膚からでる垢(あか)と同じで、医学的には「落屑(らくせつ)」と呼ばれます。
頭皮の角質が剥がれ落ちたところに、汗の分泌物や皮脂が混ざって、悪玉の細菌が繁殖しやすい頭皮環境をつくってしまいます。フケがたまると痒みがでるのはそのためです。頭皮に炎症を引き起こす場合もあります。また、頭皮の痒みから引っかいたりすると頭皮が傷つき、毛根部分の血行障害が起こります。いずれにしても、フケがたまると頭皮が発毛しにくい環境になってしまいます。
フケがでたときは洗髪方法に注意!
フケの原因には、頭皮が化学的な刺激や季節の変動により異常を起こし、角化がスムーズにいかなくなったり、ストレス、ホルモンバランスの異常、栄養の偏り、新陳代謝の低下などが考えられます。
「フケ」が出ると「頭皮が汚い」のだと思い、ゴシゴシと強くシャンプーをしてしまいがちですが、これは間違いです。「フケ」が多いときこそ、シャワーで頭皮を洗い流す「湯せん」をしっかりして、シャンプーは指先で頭皮を軽くマッサージする程度にしてください。個人差はありますが、頭皮の状態に応じて、正しい洗髪方法で頭皮を守りましょう。
週に1度は整髪料を使わない「休髪日」をつくって、髪の毛や頭皮をいたわってあげることも大切かもしれません。