AGAには一定の進行パターンがあります。
大きく分類して、前頭部の生え際が後退するM型、頭頂部から脱毛していくO型に分けられ、
どちらか一方、もしくは両方いっぺんに進行します。
この進行工程を1942年にアメリカのハミルトンという皮膚科医が分類して、
後の1975年、アメリカのノーウッド医師lが改良したことから
「ハミルトン・ノーウッド分類」と呼ばれ、薄毛進行の目安として汎用されています。
当院では「ハミルトン・ノーウッド分類」の9種類の型に患者さんの状況をあてはめて、
改善経過に用いています。
実際に当院にて治療を受けている患者さんの反応をレポートしていきます。
<Aさん>
3-Vertex型、43歳。初診時、2年前からM部の後退と頭頂部のボリュームダウンがあった。
生え際からの後退と頭頂部の薄毛は典型的なAGAの症状で、
初診時の診断ではハミルトン分類3-Vertex型。
生え際の後退は毛母細胞の再生が困難になってしまうため、改善が難しいことが多い。
この方はミノキシジルとフィナステリドの内服治療によって、
治療開始後5カ月目にはM部のラインが真っすぐになるくらいの改善と
頭頂部の薄毛がほとんど気にならない程度に改善した。
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