頭皮の乾燥の最近のブログ記事

これから「乾燥の季節」。

フケが気になる方もいらっしゃると思います。

フケは、頭皮の角質がはがれたもの、

つまり、皮膚からでる垢（あか）と同じで、医学的には「落屑（らくせつ）」と呼ばれます。

この垢が、毛穴から出る汗や脂質、汚れが混ざったもので、

健康な頭皮でも発生はするのですが、シャンプーを何日もせずに

放っておくとこの老廃物であるたんぱく質や脂質が細菌によって

分解され頭皮を刺激してかゆみを起こし、さらに炎症を起こす場合もあります。

これを「脂漏性湿疹」といいます。

一般にフケ症と呼ばれるのは、頭皮が化学的な刺激や季節の変動により異常を起こし、

角化がスムーズにいかなくなり、異常に発生した状態をいいます。

フケの原因にはこの他にストレス、ホルモンバランスの異常、

栄養の偏り、新陳代謝の低下等が考えられます。

｢フケ｣が出ると、一般の方は「頭皮が汚い」のだと思い、

ゴシゴシと強くシャンプーをしてしまいがちですが、これは全くの間違いです。

「フケ」が多いときこそ、シャワーで頭皮を洗い流す「湯せん」をしっかりとしていただき、

シャンプーは指先で頭皮を軽くマッサージする程度にしてもらいたいのです。

シャンプー後の｢湯せん｣も大切です。頭皮は顔の皮膚の延長、皮膚組織の一部です。

１１月１２日は、皮膚の日です。

これからの｢乾燥の季節｣、頭皮の乾燥に気をつけていきましょう。

院長ブログ：正しい洗髪方法

冬は乾燥して、身体のあちこちがかゆくなることがありますよね？

頭皮も皮膚ですから、乾燥によってトラブルを起こりやすくなります。

年齢と伴に皮脂量が減ってくると、頭皮の乾燥によって炎症やかゆみが増強し、

脱毛の原因にもなりえます。

頭皮の炎症やかゆみに対して、かきむしったり、

過度の洗髪が逆に症状を増強させ、

表皮が剥がれ落ちることによって、フケの原因にもなります。

一般的にフケがでますと、余計に洗髪回数を増やしたり、

強くこすって洗髪をしてしまう方が多いです。

頭皮の乾燥するこの時期には、顔などの保湿をするように、頭皮の保湿にも注意しましょう。

年齢によっては、毎日洗髪をする必要が無いこともあります。

また、洗髪後、高熱のドライヤーを局所的にあてるのは、

頭皮だけでなく、毛髪を傷める原因にもなります。

エアーコンディショナーが発達している今では、

冬の乾燥だけではなく、夏の頭皮の乾燥にも注意が必要です。