2010年5月アーカイブ

毎月18日は頭髪の日で、一年を通しては10月20日が

頭髪の日と報道されることが多いことは前回ふれました。

最近では色々な「日」が制定されているみたいです。

5月21日は「にきびの日」だそうです。

医学的に「にきび」とは「尋常性痤瘡」と言います。

そのうち顔面に発生するものを世間で「にきび」と呼ばれることが多いです。

この「にきび」は、毛穴（毛包）がホルモンと細菌と

皮脂の相互作用によって炎症を起こすことでできます。

思春期などに皮脂が多く分泌される時期に出来やすいことは多くの方が経験されることでしょう。

さて、同様の炎症が頭皮にも見られることがあります。

通常「掻痒」を伴うことから、かきむしってしまったり、

洗髪時にゴシゴシと爪を立てて洗ってしまい、余計に炎症を強くしてしまうことがあります。

強い炎症は毛母細胞の萎縮を招き、脱毛の原因にもなります。

炎症が起きてしまったら、炎症を止める軟膏を使ったり、掻痒を抑える薬が必要になることもあります。

日常生活では過度の洗髪や、掻いてしまうことで炎症を悪化させないように気をつけましょう。

毎月18日は頭髪の日だそうです。

一年を通しては10月20日が頭髪の日と報道されることが多いですね。

今月の5月17日は高血圧の日になったそうです。

生活習慣病の一つである高血圧症は、30歳以上の日本人のうち4人に1人が罹っているといわれています。予備軍を含めると更に多くの方が該当するものと予想できます。

高血圧や糖尿病、高脂血症などの生活習慣病は同時になるわけではありません。ドミノ倒しのように一つの生活習慣病になり、放っておくと次々と併発するものです。これらの生活習慣病は心臓や脳等の重大な臓器に大きなダメージを与えかねないものです。ドミノ倒しとなる、最初の一つを倒さないこと。最初の生活習慣病にならないことが大切です。

食事、運動、ストレスなど日頃から気をつけながら、もし生活習慣病になってしまったら放置せずに早期に治療しましょう。これらの生活習慣病は頭髪にも悪影響を与えますので、注意が必要です。

GWも終わり、五月晴れの続く良い気候になってきましたね。

スギ花粉の時期も終わって、すっきりしている方も多いでしょう。

一方で、新入社員や新入生の方々の中には、

いわゆる「5月病」に悩む方も出てきます。

よく言われるこの「5月病」とは正式病名ではありません。

実は、新しい生活に夢中でいる間は良いのですが、

それがひと段落する5月頃に、知らずしらずのうちに蓄積されていた心身の疲れや、

新しい学校や人間関係などについていけないストレスのせいで、やる気が出ない、

ふさぎこんでしまうなどの状態になることをこう呼んでいます。

医学的には、このように環境の変化についていけないことで起きる

精神疾患として「適応障害」というのがあります。

適応障害は5月だけでなく、人によっては夏休みを終えた9月頃に発症するなど、

その発症は季節を限定しません。

さて、ストレスが脱毛の原因になることが多々あります。

それは、DNAに組み込まれた正常な毛髪サイクルが不規則になることに起因します。

脱毛の原因は、五感(知覚性伝導路)から伝わる神経への

ストレスにより、神経異常をきたすことです。

神経に異常が起きると、毛が細くなったり、

毛細血管が細くなりケラチン(蛋白質)が行かなくなります。

健康な髪を取り戻すには、ストレスによって疲れた身体に栄養を与え、

神経のリラクゼーションにより毛髪サイクルを正常に戻すことが必要です。

せっかく気候の良いこの時期、脱毛で悩んでしまいますと

更にストレスがかかる悪循環になってしまいますので、気をつけましょう。

「センブリ」って知ってますか？上の写真はセンブリの花です。

学術的には、科名：リンドウ科/属名：センブリ属